職場新聞の記事より

自衛隊員の本音 「殺し殺されるのはイヤ」

自衛隊員の本音 「殺し殺されるのはイヤ」

2016年3月1日

 妙高・池の平スキー場に自衛隊が訓練にきていました。
 入隊4年目という自衛隊員とペア・リフトで乗り合わせ、話をしました。
 Q 安保関連法が強行されたが、アンタはどうするんだ。
 A 命令されれば自分は行きます。隊員は皆そう思ってます。
moti
 Q 地震や洪水など災害時に狩りだされるのとは訳が違うぞ。
 A そうですね。
 Q 南スーダンやシリアなどに派遣され、相手が抗撃してくればこちらも反撃する。殺しあいだ。それでも行くのか。
 A 最近、父と母がニュースに敏感になっています。
 Q そうだろう。可愛いわが子が危険にさらされるのだから。
 A ハイ。
 Q 間違っても「自分が行きます」などと手を上げるんじゃないぞ。黙って頭を下げていろ。
 A そんな事、できるんですか。

 Q 構わんからそうしろ。死にたくないんだろう。
 A ・・・
 リフトが到着し、「では、元気でな」と別れたが、無性に悲しくなりました。
 「そんな事、できるんですか」と聞き返した言葉が、彼の本音なのでしょう。
 憲法違反の戦争法を強行し立憲主義を破壊した安倍首相が、今度は憲法9条2項の削除、「国防軍」の創設を明言しています。
 戦後70年「二度と戦争はしない」と誓った平和を願う国民と、「殺し殺される」国づくりをすすめる安倍政権とのたたかいは、まさに正念場です。