職場新聞の記事より

所長通達

所長通達

2016年6月30日

  6月19日、製銑工場で休業災害が発生しました。
 2高炉の出銑準備作業中にダストシュートの開口部に気づかず約9m下に転落しました。
 被災程度は骨折4箇所(左踵骨、左大腿骨転子部、第12胸椎・第1腰椎圧迫骨折)。高炉の炉前という労働条件の厳しい職場で、ひとつ間違えば死亡していた可能性もある大変痛ましい災害です。
 6月20日に緊急安全集会が開かれ、至近の災害(6月16日‐冷延、17日‐JFEプラントエンジ、19日‐製銑)を振り返り・・・統括安全衛生管理者から、「自職場での開口部の安全養生が確実に行われているか確認をお願いします」との要請がありました。
 会社は、職場の声も聞き、抜本的な安全対策を行い、労働災害を撲滅すべきです。 6月7日付で日下京浜地区所長は「全歩廊デッキの点検、表示取り付け」という安全に関する通達をだしました。
 これは至近の災害で未点検、低頻度で使用する歩廊、デッキでの災害が多くなっているため、現時点での全ての歩廊デッキを管理化して、抜けのない管理を行おうというものです。
 1月に起きた死亡災害はクレーン機上の床が抜けて転落した災害でした。葬儀の会葬御礼でお父さんが「今までよく頑張ったといって送ってやりたい」という言葉が忘れられません。
 今年に入って頻発する鉄鋼業での災害に対し国会で、日本共産党の畑野君枝衆院議員の質問に「各社にすみやかに安全対策を行い6カ月以内に報告を行うよう指示した」と経産大臣が答弁しました。