「しんぶん赤旗」によると、アメリカの養鶏企業では、労働者たちが紙おむつを着用して働いています。
動き続ける鶏肉加工ラインに労働者が縛り付けられ、トイレ休憩すら許されないためです。
国際協力団体オックスファムが格差に関する報告書で紹介しています。
生命維持のための生理現象までコストとして削られているのです。
ときに女性労働者は「パンパースを取り換えたい」と声を上げざるを得ず、人間の尊厳を奪われています。
1年間働いただけで過度の反復運動によって指が損傷し、子どもの手も握れなくなります。
理不尽な「底辺への競争」に歯止めをかけようという声は日増しに大きくなっています。
職場新聞の記事より
労働者の紙おむつ
2018年2月28日