日本共産党京浜製鉄委員会

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　製鋼工場は煙と粉塵発生の巣です。
　最大発生源の転炉をはじめ、主な設備には集塵機がつけられていますが、能力不足と経年劣化で十分な機能を果たしていない状況です。なんとかこれをカバーしようと現場では隙間に詰め物をして塞いだり、扇風機で吹き飛ばしたりしていますが、それでは万全の対策とはなりません。
　労働者の健康被害を防ぐことが何より大事です。一応、防じんマスク着用が定められていますがマスクだけでは完全な対策とはなりません、合金材の投入や、カルシュウム材の投入など有害物を扱う職場や、高所に漂う細かい粉塵に常時さらされるクレーンの運転などは特別の対策が必要です。
　煙、粉塵にさらされないようにすることが一番いいことです。そのためには、各設備の集塵能力の強化とともに建屋全体の集塵設備が必要ではないでしょうか。
　環境問題が叫ばれる今日、劣悪
な条件で働く製造現場の環境改善こそ最優先の課題です。