鉄鋼新聞によると、JFEHDは西日本製鉄所倉敷地区での高炉操業トラブルや豪雨災害などによる数量減を踏まえ、利益見通しを2600億円から2500億円に下方修正しました。
倉敷地区第2高炉(炉容積4100立方メートル)で、10月23日、炉内悪化による出銑不調の操業トラブルが発生。現在操業を休止中。11月中旬に操業を再開し、通常に戻るのは12月下旬見込み。粗鋼減産は40万tと予想されています。
JFEは、豪雨や台風、操業トラブルの影響で上期に30万t、製造基盤強化の長期化などで下期に70万tの減産としています。
2017年度の全国粗鋼生産は1億484万トンで、2年ぶりの減少。新日鉄住金・大分での火災やJFEスチール・京浜での転炉トラブルなどで、操業を停止したのが主な要因と考えられます。
鉄鋼業界は今まさに、設備の老朽化に足をとられているのではないでしょうか。
職場新聞の記事より
JFEHD経常利益 見通し下方修正
2018年11月28日