いよいよ９月には、京浜の高炉が休止されます。昨年12月、ＪＦＥスチール関連部署の従業員約６００名に転勤が内示され、対象者の約２割、約１２０名が転勤には応じられず、退職を選択せざるを得ませんでした。
ＪＦＥ従業員と関連下請け労働者への再就職支援は、待ったなしです。
ＪＦＥは従業員と関連下請け労働者の雇用に責任をもて
転勤に応じる人たちも、家族を含めて悩みに悩み抜いての決断で、不安を抱えたままです。
単身赴任者は、家庭崩壊も心配され、その苦悩、苦痛ははかり知れません。
転勤に応じられず、長年勤めたＪＦＥを退職せざるを得ない労働者の悔しさ、怒りは、大変なものです。 関連下請け労働者は、もっと深刻です。
ＪＦＥスチール京浜の高炉等休止に係わる関係行政機関連携本部が、昨年10月に実施した関連事業者へのアンケートでは「高炉休止後の予定は聞いているが、自社の業務の扱いは聞いていない」「どちらも聞いていない」との回答が、川崎で約５割、横浜で約７割に達しています。
ＪＦＥの関連下請け企業と労働者への対応は「誠意ある対応」とは程遠いものです。
高炉休止等に係わる「合同企業面接会」に３５９社が応募！
「連携本部」主催の「合同企業面接会」が、7月、9月、10月の３回にわたって実施されます。応募企業は、40社の募集枠に、６月７日締め切りで３５９社もあり、ＪＦＥスチールで働いている労働者が即戦力として期待されていることの表れです。
ＪＦＥスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会が、合同企業面接会について神奈川労働局に問い合わせ、次のことが明らかになりました。
〇「面接会」当日は、挨拶や求人職種の 紹介。
〇履歴書を持参の人は、その場で面接し 二次面接(内定)につながることもある。
〇むしろ求職者がどのくらい集まるかが心配。求職者には、求人側の職種等を事前にホームページに載せたり、関連会社などに伝えて、周知を図りたい。
ＪＦＥは、希望者全員が面接会に参加できるよう勤務上の配慮も行い、従業員と関連下請け企業にも周知徹底すべきです。
身につけた技術・技能に自信をもち、ぜひ「合同企業面接会」に参加しましょう。
