先のいっせい地方選挙で、川崎区から市議選に立候補した京浜労組の組織内候補が「無所属」からの立候補だったことは、記憶に新しいところです。
京浜労組は「無所属」からの立候補の理由を、「幅広く支持を集めるため」と答えていました。
ところが、3月には「民主党推薦」となったので「どうなっているんだ」と驚いたものです。
しかし、驚くのはそればかりではなく、宣伝中のノボリ旗のスローガンに「既成政党に挑戦!」を掲げているのですから、「節操」のなさも、ここまでくると救いようがありません。
選挙民を欺くとはまさにこの事です。
「節操」を広辞苑で引くと、「信念をかたく守って変えないこと」「みさお」「─を守る」とあります。
「長い物には巻かれよ」式の「節操」のない生き方はよく見かけますが、とりわけ政治家にとっての「節操」は、政治生命にかかわる特別なものであることを心得るべきです。
(楠木 記)
職場新聞の記事より
「節操」がない
2015年4月29日