職場新聞の記事より

物騒な南スーダン

物騒な南スーダン

2017年4月5日

 日本政府は、2011年から南スーダンに自衛隊を派遣しています。去年11月に派遣された第11次隊からは、「駆け付け警護」などの新任務が加わりました。
 PKOは、平和維持活動の言葉どおり、戦闘のないところに自衛隊を派遣するものです。
 ところが、昨年7月、自衛隊の宿営しているジュバで激しい戦闘がありました。
 このニュースは世界中を駆けめぐりましたが、このときの現地自衛隊の日報公開を求められた政府は、はじめは「廃棄し、ない」と答弁していました。
 のちに公開しましたが、日報には「激しい戦闘」「襲撃」などとあるのを「衝突」と、いかにもたいしたことがないみたいに書き直して、停戦地帯という自衛隊派遣の前提が崩れていることを隠したかったのです。
 自衛隊が戦闘に巻き込まれ、隊員が殺し殺されることになりかねません。
 政府は、やっと5月末に撤収する表明しましたが、いかにも遅すぎます。