職場新聞の記事より

一時金算定方式 変更は、得なの?損なの?

一時金算定方式 変更は、得なの?損なの?

2018年6月30日

 19年度から適用される「業績連動型賞与決定方式」の変更が会社から提案され、労働組合も了解し、決定されました。
 今までは、JFEスチールの単独経常利益を業績指標としていましたが、来年度からは連結経常利益を業績指標とし、係数を3・0から2・4に変えます。
 過去の実績では、連結経常利益の方が単独経常利益方式よりも多いし、赤字になったこともありません。試算でも新算式の方が優位にある、と言いますが、優位が保障されているわけではありません。
 また、連結経常利益が2200億円なら173万円の一時金を基準にしていますが、2008年度以降2200億円の連結経常利益が出たことはないのですから不安です。
 2010年~18年までの一時金は平均132万円でした。
 生活に見合った一時金にするために「業績連動型方式を見直した方が良いのかもしれません。
 JFEグループ一体となった連携強化をいうなら、グループ社員約4万3000人全体の一時金引き上げこそ、求められています。
(グループ会社とは、ジーエス、プラントエンジ、アップル、ウイング、ケミカル、シビル、JFE鋼管、JFE鋼板などです。)