職場新聞の記事より

震度7の大地震から京浜地区で働く者の命を守ろう

震度7の大地震から京浜地区で働く者の命を守ろう

2017年4月20日

 2011年3月11日の東日本大震災では、最大10mを超えたとみられる大津波に、JFE条鋼仙台製造所全体が丸ごと飲み込まれ、体育館2階に避難していた労働者の尊い命が奪われました。
 近い将来必ず起きるといわれている大地震、南海トラフ地震(震度5強)や首都直下型地震(震度7クラス)は京浜地区に次のような命に関わる重大な事態をもたらす可能性があります。地震
○ 強烈な揺れと、液状化・側方  流動による建造物の倒壊
○ 大津波と漂流物による浸水・  破壊
○ 製鉄所の危険物の流出・爆発
○ 恐ろしいコンビナート火災。  臨海部全体の運河が火の海に。  爆発の危険も
 東日本大震災後の会社の防災計画は、「震度6強と津波による2mの冠水」を想定し、「避難場所を2階以上にする」「避難訓練を行う」「避難場所の耐震化をはかる」というもので、これで労働者の命が守れるのでしょうか。
 日本共産党京浜製鉄委員会は、2012年3月に「地震・津波・コンビナート火災に対する防災提言」を発表し、労働者に呼びかけ、会社や労働組合に実施を要請してきました。
 津波とコンビナート火災から命を守るためには、「提言」の対策で示したように「避難シェルター」と「避難用海底トンネル」が必要です。
 林田社長は株主総会で「人命が第一」と言明しました。
 JFEグループは、地震防災のための優れた技術と製品を提供しています。
 これらの技術を京浜地区で働く者の命を守るために会社が責任を持って使うべきです。