職場新聞の記事より

無くならない労働災害

無くならない労働災害

2019年6月28日

 JFEの各製鉄所で重大な災害が続発しています。
 5月31日には、千葉地区で高所から墜落した作業者が重態です。
 福山地区ではCOガス中毒で3人が被災、うち一人が死亡しています。また翌6月1日には、倉敷地区でコークス炉の清掃作業者が清掃中の重機と接触し死亡しました。
 会社は労働災害が起きるたびに「ルールを守れ」と言ってきましたが、災害はなくなりません。
 職場では
「作業者のルール違反やミスが原因とされているが、その背景までは追及されていない」
「守る、注意する、はその通りだが、忙しいし、うっかりもする」
「危険なところがいっぱいありすぎる」など、職場実態を反映した声が出されています。
 昨年、組合の「安全衛生フォーラム」で、「会社には要員や時間の確保など、方針を実践するうえで必要な体制整備とマネジメントを要請する」という「提言」が出されました。
 会社にこの「提言」を本気で実施させなければ、労働災害はなくなりません。