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「高炉休止」を許すな、職場と地域経済を守ろう 「JFEスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会」を結成

「高炉休止」を許すな、職場と地域経済を守ろう 「JFEスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会」を結成

2020年7月11日

結成総会2-2

 JFEスチール(株)は3月27日、東日本製鉄所京浜地区の「高炉をはじめとした設備休止」を発表しました。設備休止が行われれば、京浜地区の従業員、関連企業の労働者、取引企業など、雇用と地域経済に大打撃を与えます。

 「高炉休止」を許すな、職場と地域経済を守ろうと、7月9日、「JFEスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会」の結成総会が川崎市川崎区で開かれました。

結成総会にはJFE京浜・権利闘争すすめる会、神奈川労連、川崎労連、川崎建設労連、日本共産党神奈川県委員会など11団体、35人が参加しました。

 同会の結成準備会を代表して山田浩文神奈川労連事務局長が開会あいさつに立ち、 コロナの影響が全国で深刻な今、JFEスチール京浜のような大企業の事業所閉鎖は全国で起きる可能性があると指摘し、「同会はコロナ禍での労働者のだたかいという新しい挑戦のフロントランナーとなる」と強調しました。

 討論では現役労働者から、「親の介護もあるので他地区への配転には応えられない」「家を買ったばかり。どうすればいいのか」などの切実な訴えがあり、会場から激励の拍手が湧きました。

 日本共産党の、はたの君枝衆院議員、君嶋ちか子県議、渡辺学川崎市議、大貫憲夫横浜市議が来賓あいさつしました。結成総会1-2

 渡辺川崎市議は「地域経済への影響が大きいため、同社と必要な協議を行っていく」という福田紀彦川崎市長の答弁を紹介し、議会で市の具体的な対応を追及していくと述べました。

 はたの衆院議員は「コロナに乗じ、火事場泥棒的に人員整理を進めるやり方は許されない。高炉休止撤回を求めてともに頑張りましょう」と訴えました。

 同会は関係する労働者・地域住民と 連携・連帯を強め、高炉休止を許さず、職場と地域経済を守る当面の行動方針を決め、「団結頑張ろう」で力強く闘う決意を示しました。