職場新聞の記事より

労働者の雇用とくらし、 命を守る野党連合政権の実現を!

労働者の雇用とくらし、 命を守る野党連合政権の実現を!

2021年7月23日

 秋までに行われる総選挙の前哨戦としてたたかわれた東京都議会議員選挙は、「五輪を中止し、コロナ対策に力の集中を」と、オリンピックの「中止か延期」を求めた日本共産党と立憲民主党は、1人区、2人区、3人区の一部で候補者調整を行い、文京区や北多摩4区など5選挙区で日本共産党候補が勝利。渋谷区、立川市など8選挙区で立憲民主党などの候補が勝利し、野党共闘が大きな力を発揮しました。
 自・公は自ら掲げた「都議会過半数」を得ることができず、菅政権は大打撃を受けました。
 次は総選挙です。
 連合・神津会長が「共産党と政権を共にすることは反対」などと、時代遅れの「反共」を唱え、一部メディアは、野党間の「(政策)の違い」を針小棒大に描いて、「共闘は展望がない」などと言いますが、野党共闘は力づよく前進しています。
 4月25日投開票された北海道、長野、広島の衆参三つの国政選挙では、野党統一候補が3戦全勝し、野党が候補者を一本化すれば勝てるということを示しました。
 選挙後の4月27日、立憲民主党と日本共産党の党首会談が行われ「総選挙にむけた協力のための協議を開始」することで一致しました。都議選でも野党共闘が重要な成果を上げています。
 コロナ対策への無為無策と逆行。オリ・パラ開催に暴走し、沖縄新基地建設や日本学術会議任命に対する無法な強権政治。次から次へと出る「政治とカネ」の問題への反省もなく、究明もせず、国民の声にいっさい耳を傾けようとしない菅政権に対する国民の深い怒りが渦巻いています。
 総選挙にむけて、都議選を通じて深まった野党共闘の発展と信頼関係を力に、市民と野党の共闘を必ず成功させ、政権交代を実現し、労働者の雇用を守り国民の声が生きる新しい政治─野党連合政権の実現に力を合わせましよう。