京浜労組が、来年のいっせい地方選挙で横浜市と川崎市で「組織内候補」の推薦を決めました。
「駅前で立たされた」「ビラを配らされた」「訪問させられた」など、選挙が終わるたびに職場で交わされる会話です。
そもそも労働組合とは、支持政党にかかわりなく、働く者の生活と権利を守るためにつくられた組織です。「支持政党」が同じの人が集まった組織ではありません。
昨年実施した「アンケート」でも、「組合が政治活動を行うことについて」の設問で、「取り組みも組織内議員も必要」が41・7%、「取り組みは必要だが議員は必要ない」「取り組みも組織内議員も必要ない」「よくわからない」合わせて54・7%と、半数以上の組合員が「組織内議員は必要ない」「わからない」と答えています。 「組合役員の経験なし」では、37・1%対59・3%で、差はもっと開きます。
選挙専従の経験者から「あれは地獄だよ」と悲鳴がでるほどです。
政策も分らず支持してもいない候補者の応援に駆り出され、「政策を聞かれて答えられなかった」のでは、選挙応援がイヤになるのは当たり前です。