JFE京浜・権利闘争すすめる会のビラ紹介

2016 春闘 生活を守るためには、2万円以上の賃上げが必要!

2016 春闘 生活を守るためには、2万円以上の賃上げが必要!

2016年2月6日

 アベノミクスのこの3年間、働く者の生活は苦しくなるばかりです。
 通期の業績見通しも再度下方修正され、今年の一時金は去年に比べ約30万円の減額になりそうです。生活を守るには、大幅賃上げをかちとる以外ありません。
 そのうえ、来年消費税が10%になれば、軽減税率を実施しても、子供も含め国民一人当り2万7千円の増税で、暮らしも経済も壊れかねません。

2万円以上の賃上げでやっと、3年前の生活水準負担増表3

 職場からは「去年の1000円の賃上げなんて何の足しにもならない」「残業に頼るしかないよ」の声が聞こえます。
 それもその筈で、この3年間で実質賃金の低下はマイナス5%、年収400万円なら20万円もの目減りです。
 労働総研は20日、2016年春闘提言を発表し、安倍政権の発足前である2012年の賃金水準に回復させるには、賃上げ月額1万9224円(6・13%)が必要だとしています。
 2万円の賃上げをして、やっと、3年前の生活水準が取り戻せるのです。

「生活はイッパイ、イッパイ」
「4000円じゃ、生活は守れない」

 要求額などの闘争方針は、2月8日のJFEスチール労連中央委員会で決定することになっています。しかし職場では、16年4000円、17年4000円と、すでに要求額が決まって声をあげよういるかのようなニュースも流されています。
 「要求額はまだ決まっていないのに、なんだこれは」などの声がでるのも当然です。
 「生活はイッパイ、イッパイ」「4000円じゃ生活は守れない。2万円以上の賃上げが必要だ」など、職場の要求は切実です。
 安倍政権でさえ「3%(9000円)の賃上げで経済の好循環」を生みだしたいといっています。
 大幅賃上げと関連労働者の賃金底上げは、労働者の生活を守るだけでなく、日本経済の成長にとっても不可欠です。
 黙っていては、賃上げはできません。要求額が決まる2月8日に向けて、職場から「大幅賃上げを」の声を上げていきましょう。

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年初に死亡災害発生

 1月13日、熱延制御室の39歳のリーダーが亡くなるという、なんとも痛ましい災害が発生しました。
 被災者のご冥福を祈り、ご家族への心からのお悔やみを申し上げます。
 災害報告では、「焼結工場の昇圧機45tクレーン上でブレーキ点検作業のため運転室に入ろうとした時、踊場(17・2mの高所)が傾いて墜落」と報告されています。
 うわさでは、踊り場の「腐食がひどかった」とか「点つけ溶接だった」などといわれていますが、床が傾くような設備を放置した会社の責任は重大です。断固抗議するものです。
 会社は、腐食などの危険個所をただちに補修し、安心して働ける職場環境をつくるべきです。

2016.2