安倍首相は「アベノミクスは道なかば」と力説しますが、待てどくらせど国民の所得はふえず、景気はよくなりません。
働く人の実質賃金は5年連続マイナス、5%も目減りしています。また日本経済の6割をしめる家計消費が戦後初めて14・15年度と2年連続でマイナスとなりました。
その一方、大企業は過去最高の利益をあげるなど、貧富の格差が広がっています。
日本の超富裕層の保有資産(16年)上位10人は以下の通りです。
1位 柳井正 1兆9609億円
2位 孫正義 1兆7925億円
3位 佐治信忠1兆4075億円
4位 滝崎武光 9985億円
5位 三木谷浩史 6857億円
6位 森 章 5774億円
7位 高原慶一朗 5053億円
8位 毒島邦雄 4932億円
9位 韓昌祐 4812億円
10位 伊藤雅俊 4692億円
上位10人だけで、12年から16年の資産増加額は5兆3035億円です。最も増やしたのはソフトバンクの孫正義会長で、1兆2619億円です。
安倍政権は公的資金も使い、株高政策を推進しましたが、まさにアベノミクスのおかげで超富裕層
は笑いが止まりません。