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職場のパワハラ問題解決へ会社、労組への申し入れ

職場のパワハラ問題解決へ会社、労組への申し入れ

2014年8月20日

職場でのパワハラをなくすため日本共産党京浜製鉄委員会は、今年3月から6月にわたって、JFE東日本製鉄所京浜地区、JFE京浜労働組合、JFEウイング京浜事業所、JFE京浜関連労組協議会などに「パワハラ問題解決を要請する」申し入れを行いました。

各部署への申し入れ趣旨は次のとおりです。

  京浜地区では、コークス工場、製鋼工場、保全職場、関連会社のウイングなどで、「パワハラ」で病気になったり、退職に追い込まれたりする深刻な被害が続出しています。

  コークス工場では、長年にわたりパワハラが放置され、退職を余儀なくされたり、ウツ状態になる青年労働者が分かっているだけでも4人もいます。
  JFEウイングでも、職場上司によるひどいイジメが原因で、退職寸前まで追い込まれたり、配置転換で何とか持ちこたえているとか、働いてはいるか通院が欠かせない労働者など、放置できない深刻な事態が起きています。

  どの職場でも、被害者のほとんどが職場の中心的担い手である青年労働者です。
  「いい仕事がしたい」「社会に役立ちたい」と夢と希望を抱いて就職し、社会人として足を踏み出したばかりの青年労働者が、職場の「パワハラ」で苦しめられ、夢も希望を持てなくされるなどということは、断じてあってはならないことです。
  暴行、暴言、侮辱など身体的、精神的な攻撃や、上司への「絶対的服従」を強要するパワハラは、どんな事情があるにせよ、絶対にやってはならないことです。
  パワハラは、人格を破壊し、被害者の意欲と能力を低下させ、職場と会社に損害をもたらすものであり、社会にとっても大きな損害です。

  日本共産党が、参議院選挙の躍進で獲得した議案提案権を活用して、国会にブラック企業規制法案提出したことで、若者をはじめ働く人を、モノのように「使い捨て」「使いつぶす」ブラック企業許さずの世論が、全国で急速に広がっています。

  日本共産党京浜製鉄委員会は、京浜地区での深刻な「パワハラ」被害を直視し、2回にわたり門前ビラを配布し、「パワハラ」根絶のための対策を以下、提案しています。
  ○ パワハラは絶対に許さないという職場風土をつくる。
  そのために、仕事量に見合った要員配置と競争をあおる成果主義を是正する。
  ○ 会社の責任を明確にし、管理・監督者への教育を徹底する。
  ○ パワハラ根絶のための研修会を職場全員対象に実施する。

  それぞれの職場・部署において、今一度職場を総点検し、「パワハラは絶対に許さないという職場風土づくり」をすすめ、安心して働ける職場をつくるために力を会わせたいと思います。