8月15日の鉄鋼新聞のコラム欄「金属行人」に「きょうは終戦記念日。私自身、ずいぶんと平和の恩恵を享受してきた身分だと思う。だが最近はテロや紛争が頻発しているような気がしてならない。日本人も巻き込まれたバングラデシュ・ダッカの襲撃人質テロ事件はこれまでなかったようなテロであり、事件だった。こんなことを考えると、ふと思い出すのが数年前の鉄鋼需給に関する講演会。細かい数字はすべて忘れてしまったが、『鉄鋼の発展に平和は欠かせない』と結論した。『ありきたりな講演』と、期待していなかっただけに余計に驚いたのをよく覚えている。『これからも平和であってほしい』と願うのは誰もが同じ。一方で日本を取り巻く状況も変わった。安全保障はどうあるべきか。多様な意見があろう。ただし、どうあっても、鉄鋼業の発展にとって『平和』は欠かせない要件になるはずだ」と書かれていました。
一部には、「戦争になれば鉄鋼はもうかる」などというキナ臭い発言があるだけに、鉄鋼新聞の「鉄鋼の発展に平和は欠かせない」というコラムを大変心強く思いました。
職場新聞の記事より
鉄鋼の発展に 平和は欠かせない
2016年8月30日