門前ビラ

新入社員のみなさん、入社おめでとう! 声をあげれば政治も職場も変えられる!

新入社員のみなさん、入社おめでとう! 声をあげれば政治も職場も変えられる!

2017年6月2日

 千葉地区での教育を終え京浜地区に移動されたすべての新入社員のみなさん。日本共産党京浜製鉄委員会は、みなさんの入社を心から歓迎します。youths
 入社した初めの頃は、家族や友達と別れ、環境が変化する中で、不安や寂しいこともあったでしょうが、いまでは何でも話せる仲間もでき、夢と希望を膨らませていることでしょう。
 18歳選挙権の実施により、全ての新入社員のみなさんが有権者です。
 職場でも、社会においても、主権者として自覚ある生き方が求められています。

「早く仕事を覚えて一人前になりたい」

 新入社員のみなさんは、何よりも「早く仕事を覚えて一人前になりたい」と強く思っていることでしょう。私たちもそのために、力の限り応援したいと思います。
 しかし、職場は要員が少なく、先輩たちは自分の仕事だけで精一杯で、新入社員や後輩に仕事も技術も伝えれないと悩んでいます。
 職場では、「災害のない安心して働ける職場を」「要員を増やしてほしい」など、さまざまな要求が渦巻いています。なかでも切実なのは賃上げです。17年度の賃上げはわずか1000円で、鉄鋼業の賃金は製造業平均にも達していません。
 「もう少し給料を上げてほしい」は、職場の共通の願いです。

「何でも話せる」職場をつくろう

 新入社員のみなさんは、森友・加計学園疑惑、貧困と格差の拡大、「共謀罪」、トランプ大統領と日米関係、原発再稼働、沖縄新基地建設や核兵器禁止条約など、社会や政治について「もっと知りたい・何とかしたい」という思いがあるのではないでしょうか。
 同時に若者の中には、政治や選挙などに「あまり関心ない・興味ない」という声もあります。
 しかし、政治や経済の出来事のすべてが、私たちの生活に直結し深くかかわっています。
 とりわけ問題なのは、5月3日、安倍首相は憲法9条に自衛隊を明記して憲法を改定し、2020年から施行することを宣言したことです。
 9条に自衛隊を書き込めば、「戦力不保持」を誓った9条2項が空文化してしまい、自衛隊の海外での武力行使が無制限となり、「殺し・殺される」国へと突きすすむことになります。
 どんな紛争も、憲法9条を活かした外交の力で解決するしかありません。
 職場のこと、政治や選挙について、自分の問題として引き寄せて考えることが大切なのではないでしょうか。そして、その要求や悩みに心を寄せる職場づくりの中でこそ、新入社員も職場も成長するのではないでしょうか。

多くの若者が主権者として行動

 一昨年は、安保法制(=戦争法)反対の運動が大きく発展しました。その中で、多くの若者が主権者として考え、行動しはじめています。
 政治の主人公は国民です。
 いま私たち国民が主権者として声をあげれば政治を変え、願いがかなえられる時代に生きています。
 日本共産党は、新入社員のみなさんとともに、職場内外の要求実現に力をつくし、日本と世界のあり方についても一緒に考え行動したいと思っています。
 職場でも寮でも、仲間と大いに語り合い、豊かで充実した人生をともに歩みましょう。

2017.05