電通過労死事件のご遺族・高橋幸美さん
娘は、たくさんの夢を抱いて社会に出てから間もなく、望みを叶えることなく、亡くなってしまいました。母である私は、会社から娘を守ることができませんでした。悔しくてなりません。
娘は1日2時間しか、一週間に10時間しか眠れないような長時間労働の連続でした。この結果、疲れきってしまい、うつ病になり、いのちを絶ちました。娘のように命を落としたり、不幸になる人をなくすためには、長時間労働を規制するための法律が、絶対必要だと思います。
36協定の上限は、100時間とか80時間とかではなく、過労死することがないように、もっと少ない残業時間にしてください。
また、日本でも、一日も早く、インターバル規制の法律をつくり、労働者が睡眠時間を確保できるようにしてください。
(2月10日、衆議院・院内集会)
職場新聞の記事より
娘の死から 学んでください
2017年5月26日