職場新聞の記事より

娘の死から 学んでください

娘の死から 学んでください

2017年5月26日

 電通過労死事件のご遺族・高橋幸美さん
 娘は、たくさんの夢を抱いて社会に出てから間もなく、望みを叶えることなく、亡くなってしまいました。母である私は、会社から娘を守ることができませんでした。悔しくてなりません。
 娘は1日2時間しか、一週間に10時間しか眠れないような長時間労働の連続でした。この結果、疲れきってしまい、うつ病になり、いのちを絶ちました。娘のように命を落としたり、不幸になる人をなくすためには、長時間労働を規制するための法律が、絶対必要だと思います。
 36協定の上限は、100時間とか80時間とかではなく、過労死することがないように、もっと少ない残業時間にしてください。
 また、日本でも、一日も早く、インターバル規制の法律をつくり、労働者が睡眠時間を確保できるようにしてください。
 (2月10日、衆議院・院内集会)