冷延工場では9月末でタンデム圧延の休止が決定したとの説明が部長からありました。
当初は2016年休止の予定が延期になっていたものです。
円高で自動車メーカーが海外進出したため、JFEも自動車用鋼板の素材となるCGLの生産ラインを中国に2ライン、タイに1ラインがすでに稼働中で、さらにインドネシアの工場の稼働で、現地供給できる体制になることをあげていました。
休止検討の話があった(2015年11月)頃はまだ4組3交代でしたが2組2交代に減直され、生産量も3分の1程度に減っています。
タンデム圧延は冷延工場の中心をになってきた職場で、タンデムで圧延された鋼板が下工程に供給される最も重要なラインでした。
稼働してから半世紀を超える長きにわたった冷延タンデムの火が消えるのはさみしいかぎりです。
コストが安いからと海外生産を優先させるのではなく、国内の生産を重視して、私たちの働く場所をなくさないでほしいものです。
職場新聞の記事より
タンデム圧延休止決定
2017年8月28日