職場新聞の記事より

女子社員を本気で受け入れる気があるのか

女子社員を本気で受け入れる気があるのか

2017年9月15日

 「うみかぜ」の新入社員特別号で「東日本製鉄所に266人の新入社員が仲間入り!」とフレッシュな顔ぶれを紹介しています。
 「採用する社員の1割を女子社員にする」との会社の方針で、京浜地区にはGⅡ・女子社員10人が配属されました。
 高炉職場にも、二人の女子社員が配属されたそうですが、ロッカー・トイレ・シャワー室・洗面所・洗濯機など、受け入れ設備がまったく整っておらず大慌てで対応しているそうです。昨年、女子社員が配属された職場の経験がまったく生かされていません。会社の無責任さにあきれます。
 女子社員が二人出勤しているときには、一人が「トイレの前で見張り」をしてしのいでいるそうですが、一人が休みのときなどは「男子社員が見張り」をするなど苦労しているようです。
 これまでは、高炉・炉前職場は典型的な「男職場」。暑い夏など鋳床に一度出れば大汗を掻くので、上半身裸になり汗を拭き、着替えるのは普通のこと。男子社員の「裸にもなれないなァ~」とボヤく声も聞こえてきます。
  会社が本気で女子社員の採用をすすめるのなら、女子社員が安心して働けるよう、配属される前に、会社の責任で職場の受け入れ設備を完備してから配属すべきです。