昨年の12月26日に製鋼工場2号転炉で、COガス中毒の災害がありました。
ガス中毒は、死に直結するとともに後遺症が心配される大変危険な災害です。過去には新日鉄で複数の方が死傷される重大災害が発生しており、JFEの千葉でもガス中毒の災害がありました。
危険なガスに接触する作業ではエアーラインマスクや移動式空気呼吸器を使う必要がありますが、今回の場合、作業基準書ではどうなっていたのでしょうか。
ガス漏れの警報が鳴ったら、万全の安全対策が取られるべきですが、会社の災害報告書ではそのことについては全く触れられていません。
ガス中毒災害は作業者への注意喚起だけでは防げません。
現場で連続して発生させないためには、現場の作業者に任せるのでなく、責任者がきちんとした指示を出すことが必要です。
また、安全に作業するためのシステム化や可視化によって、作業者が基準書を守れるような、新たな対策が必要ではないでしょうか。
職場新聞の記事より
ガス中毒の災害発生
2018年2月27日