職場新聞の記事より

休止の無期限延期 この先どうなる?

休止の無期限延期 この先どうなる?

2018年2月27日

 昨年12月に休止予定だった冷延工場のPLTCM(酸洗タンデム圧延)が再度延期になりました。機械
 理由は、「全社的に冷圧材の需給が非常にひっ迫していることと、フル操業が続く扇島酸洗の応援生産が必要」との事です。この休止は、5中期経営計画で2016年6月を目途に休止の検討をするというものでしたが、2017年9月まで延期になり、さらに京浜3号転炉トラブルで3ヵ月延期になっていたものです。
 当初の会社の説明は、円高で自動車メーカーが海外進出したため、自動車鋼板の素材となるCGL(溶融亜鉛メッキライン)の生産ラインを中国に2ライン、タイに1ラインがすでに稼働中で、さらに2016年3月にはインドネシアの工場が稼働予定であるため、冷延材を現地で供給できる体制になることをあげていました。
 基本的な理由が変わらないのに、今後の休止時期は「冷延材の需給改善の目途が立った段階で見極め」としています。
 休止の撤回ならともかくこれでは関連する部署の人は落ち着いて働く事ができません。
 職場では「従業員の不安など何も考えていないんだなぁ」の声が上がっています。