職場新聞の記事より

商品の価値  働く者の経済学講座①

商品の価値  働く者の経済学講座①

2018年4月28日

 今月から働く者の経済学講座を始めます。一緒に学びましょう。

 資本主義の社会では、ほとんどの労働生産物が商品として生産され、売買されます。
 商品に価値(値段)があり、売買されるということは、様々な商品に共通のものさしがあるからです。
 すべての商品は人間が労働して作ったものであり、物差しとなるのは商品をつくるのに必要な労働時間です。
 商品の価値の大きさ(値段)はその商品を生産するのに必要な労働時間(特定の個人ではなく社会的に平均的な時間)によって決まります。
 どんなに人間にとって有用な物であっても労働の生産物でないかぎり商品になりません。(たとえば、空気は物ではなく自然界にそのまま存在するものなので、商品にはなりません。それを人間がボンベに詰めるとか労働することで商品になります。)