4月14日、福山のコークス工場・CDQで21才の機械保全の労働者が、酸欠で亡くなるという痛ましい災害が発生しました。
ご家族の方への哀悼の意を表明するとともに被災者のご冥福をお祈りします。
「循環ファンバランス修正作業完了後のダクト内で被災」したものです。
災害報告書によれば、「仕切板取外し作業を終えた施工者がマンホール内部で倒れている被災者を発見(何らかの理由により、ダクト内部へ入ったと思われる)」と、現認者はおらず、なぜ死亡したのか詳細は不明です。
2012年12月13日には、千葉地区の製鋼転炉で、製鋼設備室の25才の労働者が同じような酸欠による災害で、亡くなっています。
また、昨年12月26日には京浜地区製鋼でも、ガス中毒による災害が発生しています。
「酸欠リスクのある作業については所規程(酸欠防止要領)に定められたルールに沿って作業を行ってください」の指示が出ていますが、この教訓が生かされていません。
柿木社長は、「20年度に粗鋼3000万トン体制確立」「将来に向けて人手不足が顕在化していくことが想定されるため、生産性を上げて、少ない人員でもやれる形を模索していく」と露骨に生産第一の経営姿勢を語っています。これでは労働災害はなくなりません。
「安全はすべてに優先する」をスローガンだけにせず、全ての職場・作業につらぬき「労災ゼロ」の職場をつくりましょう。
職場新聞の記事より
またも酸欠死亡災害 21才の青年が・・・
2018年4月28日