安倍首相が、「秋の臨時国会を目指して(改憲発議の)議論を進めてもらいたい」と、異常な執念を見せています。
首相の発言は、憲法99条の公務員は「憲法を尊重し擁護する義務を負う」に真っ向から背き、ましてや国民の多くが望んでもいない憲法改定を声だかに叫ぶなど、許せません。
8月25日~26日に実施された共同通信の世論調査でも、臨時国会に自民党改憲案を提出したいという首相の意向に、「反対」が49%と「賛成」36・7%を上回っています。
安倍首相は、改憲の口実に「東アジアには冷戦時代の残滓(ざんし)が残っている」と言っていますが、いま朝鮮半島で起きているのは、米朝の敵対関係の収束、朝鮮戦争の終結、その中での朝鮮半島の非核化に向けた平和の流れです。
安倍首相が狙う「憲法に自衛隊を明記」するという9条改憲は、海外での無制限の武力行使に道を開くものであり、東アジアの平和の流れに逆行し、その矛盾はますます激しくなるばかりです。
職場新聞の記事より
安倍首相の 異常な改憲への執念
2018年9月28日