職場新聞の記事より

超大株主の保有株 時価総額が5倍に

超大株主の保有株 時価総額が5倍に

2018年12月9日

101億円

 時価総額で1000億円以上の株式を保有する超大株主は、第2次安倍政権が発足した2012年末に12人、時価総額の合計は3・5兆円でした。それが18年9月末には58人、17・6兆円と安倍政権の5年9カ月で5倍に膨れ上がりました。
 この間、安倍政権は日銀による大規模な金融緩和と公的年金積立金の株式投資拡大で株価をつり上げ、日経平均株価は2倍に上昇しました。
 アベノミクスの恩恵は富裕層に集中しています。
 18年9月末時点で保有時価総額トップはソフトバンクグループ孫正義会長の3兆1144億円。次いで計測機器大手キーエンスの滝崎武光名誉会長(1兆8251億円)、ファーストリテイリングの柳井正会長(1兆6390億円)などです。
 17年7月25日の日刊ゲンダイによると、株の配当金が第1位の孫正義氏は101億7300万円、第2位の柳井正氏は80億4300万円です。
 私たち庶民にとって金額が大きすぎてよくわかりませんが、ちなみに1億円は1万円札の新札を積み上げると1メートルになるそうです。101メートルに積み上げられた1万円札を想像するしかありませんね。