21世紀にこんな無法がまかり通るとは思ってもいませんでした。
ロシア軍は、他国への武力行使
を禁じた国連憲章違反、病院や原発、民間人を標的に無差別に攻撃するなどの国際人道法違反、核兵器の先制使用により世界を恫喝するという三つの無法行為を繰り返しています。
ロシアは直ちに軍事侵略をやめ、ウクライナから撤退すべきです。
許せないのは、このウクライナ危機に乗じて、自民党や日本維新の会などが、憲法9条を攻撃し「核共有」まで主張し、危険な動きを強めていることです。
2月27日のBSフジ番組に、維新創立者の橋下徹氏とともに出演した安倍元首相は、「(核共有を)議論していくことをタブー視してはならない」と述べ、橋下氏も「核シェアリングも議論していくべき」と呼応しました。
この二人の「大号令」を受け、日本維新の会は3月3日、米国の核兵器を日本に配備して共同運用する「核共有」の「議論を開始する」ことなどを求める「提言」を外務省に提出。また国民民主党の玉木代表も「(非核三原則に関する)日米の役割分担を正直に議論する時期に来ている」などと、物騒な発言をしています。
唯一の被爆国の政治家として失格です。
「軍事、核兵器」に、こちらも「軍事、核兵器」で対抗すれば、「軍事対軍事」「核対核」の果てしない悪循環に陥り、戦争につながる一番危険な道に落ち込むことになり世界の破滅です。
憲法9条を生かした平和外交こそ、戦争させない最大の抑止力です。
プーチンの狂気じみた無法を止める何よりの力は、世界の国々と市民が「ロシアは侵略をやめろ」、「国連憲章を守れ」の圧倒的な国際世論で、プーチン政権を包囲していくことです。
職場新聞の記事より
ロシアはウクライナ から撤退しろ!
2022年4月20日