JFE京浜・権利闘争すすめる会のビラ紹介

転勤に応じられない人にとっては首切りと同じ。会社は誠意を示せ!

転勤に応じられない人にとっては首切りと同じ。会社は誠意を示せ!

2022年11月3日

高炉

 4回目の個別面談で事実上の内示を受けて「倉敷へ行けと言われたが、行く気はない」「希望と違う西日本を内内示された」「単身赴任なので、家族が心配」など、労働者の中に悩みや不安が広がっています。

内示に応じられない人にとっては事実上の首切り
関連労働者の半数以上が「説明を受けていない」のが実態

  JFEスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会に寄せられた「高炉休止アンケート」の現在の集約結果は、次の通りです。

 アンケート

 JFE社員の面談はほぼ終わったようで、転勤先希望がかなった人は9人、かなわなかった人が8人、内示に応じられない人が6人もいます。
 さまざまな事情で転勤に応じられない人にとっては、事実上の首切りです。
 関連下請け企業では、高炉休止の説明を受けていない人がいまだに7人(半数以上)もいます。雇用が継続される人は2人だけで、再就職先がない人が12人、再就職先は「自分で探す」という人が7人いるなど、深刻な実態が浮き彫りになっています。

口先だけでなく誠意をもって雇用を守れ!

 JFEは「皆さんの雇用は必ず守る」「協力会社の皆さんについても、誠意をもって対応する」と言ったのですから、口先だけでなく本当にこれを実行するのが大企業としての社会的責任です。
 職場がなくなる従業員1270人に対し、766人の配転枠しか用意しないのですから、まったく誠意がありません。
 関連下請け労働者への高炉休止の説明も雇用の確保も誠意をもって対応すべきです。

製鋼工場で、痛ましい死亡災害が発生

 10月18日、製鋼工場で48歳の労働者が、約1トンの金物数枚に挟まれるという死亡災害が発生しました。
 被災者のご冥福を祈るとともに、ご家族への心からのお悔やみを申し上げます。  被災者は、高炉休止に伴う人手不足を補うために、JMU(ジャパンマリンユナイテッド)から応援に来ていた人です。
 京浜の高炉休止発表から、京浜地区では3年連続して死亡災害が発生しており、今回の災害は、高炉休止の犠牲者と言っても過言ではありません。24日にはコークスCDQで休業災害が発生しています。
 会社は、労働者を犠牲にするもうけ本意の経営ではなく、災害のない安心して働ける職場づくりにこそ力をつくすべきです。

相談窓口Webアンケート

2022.11.1 高炉休止内ヽ示-ビラ