職場新聞の記事より

身勝手な シャフト炉の「社内化」

身勝手な シャフト炉の「社内化」

2015年3月31日

 都市型製鉄所の「鳴り物入り」で操業を開始し、職場の反対を押し切って「外注化・丸ごと出向」されたシャフト炉の「社内化」提案に、強い怒りを感じます。
 「外注化」されていた職場が「社内化」されるということは、本来は喜ぶべきことです。しかし、職場の声を無視し、強引に外注化をすすめておきながら、「稼動が不安定」「ダスト・スラッジの処理が技術的に難航している」などと、今回もまた会社都合で、「社内化」を提案した会社の身勝手さに、「いまさら何だ。ふざけるな」と、「社内化」に反対する声が多いのも当然です。
 シャフト炉で働く人たちは、2010年4月に「外注化」されるまで、シャフト炉が休止する度に、高炉職場での交替勤務の応援と、慣れない炉前見習いで苦労しました。
 「社内化」の狙いは、全社的課題である「技能継承」問題を、シャフト炉と高炉との多能工化で解決しようとしているのでしよう。
 5年前、数年先の見通しもなく、組合員の反対を押し切り、安易に「外注化」したことが、今回の「社内化」というお粗末な結果なのです。
 今回の問題点と教訓を以下に示します。
 ① 組合員の意見をよく聞き、「外注化」は基本的にやらない
 ② 「社内化」後、慣れない過酷な職場への配置は、本人の意見を充分に配慮する
 ③ 労働組合が、組合員の意見を代表して会社に伝え、組合員の利益を守り改善を図る
 ④ 「丸ごと出向」の場合においても、組合員の出向を拒否する権利を尊重する
 会社と京浜労組には、組合員が二度とモノのように「タライ回し」されることなく、安心して働ける職場環境をつくる責任をはたしてもらいたいものです。