今年1月11日に発生した千葉地区でロールに挟まれた死亡災害に続き、2月19日には新日鉄住金で同じようにロールに挟まれる死亡災害が発生しました。
被災者は班長で、疵が発生したと考えられるロールの手入れを自ら行っていて、同僚にライン起動を無線で指示し、起動後にロールに挟まれた災害です。詳細は不明ですが千葉地区の災害と同様に被災者は役職者であり、また、異常時に自ら先頭になって対応していての災害です。
職場では「要員がいないからリーダー自らやらなくてはいけないんだ。いれば近くで見ていて指摘することもできるんだよ」「職場の安全管理のために作業長は各組に必要だよね」等の声があがっています。
冷延工場では、互いに気軽に注意し合い、災害を防止するため、違反行為に対して具体的にどう声をかけるか、毎日の安全日誌に記入しています。
会社は、「千葉地区の災害はリーダー自らが違反行為」といっていますが、千葉、新日鉄住金の冷延工場で、連続したロールに巻き込まれた死亡災害をなくすには、ライン内に入ったら電源が落ち、ラインが停止するように根本的な設備改造を行うことが必要です。
現場のさまざまな声も生かして災害をなくしましょう。
職場新聞の記事より
新日鉄住金で死亡災害
2015年4月1日