職場新聞の記事より

配当と内部留保も過去最高2016年春闘への期待は 高まるばかり

配当と内部留保も過去最高2016年春闘への期待は 高まるばかり

2015年10月10日

利益・賃金グラフ

 9月1日発表された財務省の2014年度法人企業統計で、大企業(資本金10億円以上)の経常利益は統計を取り始めた1960年度以来最高、株主配当や内部留保も過去最高となりました。それに対して社員の賃金は前年度比でわずか1%増えただけ。
 JFEのたった1000円の賃上げでは、0・3%にしかなりません。
 アベノミクスで儲かったのは、大企業と大株主の富裕層だけです。
労働総研の試算では、消費税の8%への増税や円安による物価上昇は6%(1万8843円)で、大幅賃上げがなければ生活の維持は困難です。16年春闘への期待は切実です。