安倍政権はTPP(環太平洋連携協定)に「大筋合意」しました(10月5日)。
しかし、交渉中は国民には中身を知らせないまま。その後内容が明らかになって来ましたが、トンデモないものです。
「重要5品目(コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖)は交渉の対象にしない」、と国会決議したにもかかわらず、その約30%で関税が撤廃されます。
一部マスコミは、「関税が下がれば食料品が安くなる」などと言っています。確かに安いのは魅力ですが、それと引き換えに食の安全がおびやかされてはたまりません。 今でもアメリカから太平洋を越えて持ってくるコメは、途中カビたり虫がわかないよう農薬漬けになっています。
牛や豚は早く大きくなるように成長促進剤を与えています。
それが日本の検査基準に合格しないと困るので、規制緩和を要求しています。これを受け入れたら、日本の食料生産がだめになります。
農業がだめになれば、国土も荒れてしまいます。
TPPは多国籍企業が国境を越えて儲けられるようにする仕組みです。「大筋合意」しても、発効には国会の承認が必要です。みんなの力で阻止しましょう。
職場新聞の記事より
TPPほんとにいいの?
2015年12月1日