安倍首相は5月16日に行われた衆院予算委員会で、民主党議員に議会運営について質問され、「議員はですね、議会の運営ということについて、少し勉強していただいた方がいいと思います。議会についてはですね、私は立法府、立法府の長であります」と、また、参院予算委員会で、民進党議員の質問には、「立法府の私がお答えのしようがない」と答弁しました。
中学生でも知っていることですが、国の権力の仕組みは三権分立です。権力の乱用を防ぎ、国民の政治的自由を保障するため、国家権力を立法(国会)、司法(裁判所)、行政(内閣)の相互に独立する三機関に委ねようとする原理です。
安倍首相は自らのことを「立法府」=議会の長だと認識しているのでしょうか。ご本人が勉強不足ではないでしょうか。
職場新聞の記事より
行政府それとも立法府?
2016年7月1日