門前ビラ

「安倍1強政治」崩壊の始まり!

「安倍1強政治」崩壊の始まり!

2017年7月10日

 東京都議選は、自民党が前回の59議席の半分にも届かない過去最低の23議席という大惨敗を喫する結果となりました。自民党が歴史的大敗に追い込まれたのは、民意に反する暴走を重ねる安倍政権に、都民が「もう我慢できない」と怒りを爆発させた結果です。
 安倍政権に政治を担う資格がないことは、いよいよ明白です。

安倍政権への国民の怒りと不信、嫌悪感

 「加計」「森友」疑惑に象徴される「国政私物化」、先の通常国会での「共謀罪」法強行のような「数の力」を振りかざした民主主義破壊、国民が望んでいない9条改憲へ前のめりの異常なタカ派ぶり…。
 選挙中、大問題になった稲田防衛大臣の「防衛省・自衛隊、防衛大臣、自民党として」の選挙応援発言は、安倍政権のおごり高ぶる危険な体質を際立たせたものでした。
 選挙結果は、積もり積もった安倍政権への国民の怒りと不信の深さ、この政権の体質への嫌悪感などがはっきり示されました。
 安倍政権は、しょせんはウソと偽りでつくられた「虚構の政権」です。国民がウソと偽りを見抜けば必ず崩壊します。

都議選当選者数

日本共産党、19議席に躍進

 今回の都議選で、日本共産党は現有17議席から19議席へ上積みする重要な躍進を果たしました。北多摩2区では、日本共産党が支持した東京・生活者ネットワークの山内れい子さんも当選しました。
  都民ファーストの会という新しい大きなグループが誕生するという、難しい条件のもとでの選挙でしたが、日本共産党は得票数も得票率も増やして19議席へ議席を伸ばしたのは、豊洲移転の闇を粘り強く追及し「地下空間」を暴露するなど都政を動かし、安倍政権への都民の怒りを正面から受け止める確かな存在として、大きな期待が寄せられたからです。
 多くの選挙区で、共産党候補は自民党候補に競り勝ち、自民党の議席を劇的に減らす上で大きな力を発揮したことは重要です。

都議選得票

野党と市民の共闘を大きくすすめ、解散・総選挙を

 安倍首相は首都の審判の結果を受け止め、臨時国会を開催するとともに、9条に自衛隊を書き込む自民党改憲案づくりを断念すべきです。
 来るべき総選挙に向けて、野党と市民の共闘を大きくすすめ、早期に「野党統一候補」を実現し、安倍自公政権への明確な対抗軸をもった政治の受け皿として、その姿を国民の前に示すことができれば、安倍政権に審判を下し、政治は変えられます。