第86回メーデーにあたり、JFE東日本製鉄所・京浜地区で働くみなさんに熱い連帯のあいさつを送ります。
メーデーは1886年5月1日、12~14時間労働が当たり前の時代に「1日8時間労働制」を求め、アメリカ各地で35万人がストライキに立ちあがったのを記念して、1890年5月1日から全世界でメーデー(労働祭)として始まりました。
今年のメーデーは、切実な賃上げと災害のない安心して働ける職場の実現。労働法制改悪、「海外で戦争する国」づくりに反対する労働者の総決起の場です。
「海外で戦争する国」づくりストップ
「まちがいなく戦死者が出る」(元政府高官)
安倍自公政権は、「戦争立法」を5月の連休明けにも国会に提出し、力づくで押し通そうとしています。
この法案が通れば、
① アメリカが世界のどこであれ戦争をはじめたら、 自衛隊が「戦闘地域」まで行って軍事支援ができる
② 日本が攻撃されていなくても、集団的自衛権を発 動し、自衛隊が海外での武力行使にのりだす
ようにされてしまいます。
「戦争立法」が強行されたら「まちがいなく戦死者が出る」(柳澤協二・元内閣官房副長官補)ことはさけられません。
戦争で真っ先に犠牲になるのは、前途ある若者です。若者を戦場に送ってはなりません。
いつでも、どこでも、どんな戦争でも、米国の戦争に自衛隊が参戦・支援する─憲法9条破壊のくわだてを、絶対に許すわけにはいきません。
日本共産党は、憲法違反の「戦争立法」反対の一点で、立場の違いを超え、国民的大運動を呼びかけています。
「残業代ゼロ」法案を廃案に
安倍政権は、労働時間は「1日8時間、週40時間」とする大原則をくずし、長時間働かせて過労死を促進する「残業代ゼロ」をねらう労働基準法改悪案を国会に提出し、成立させようとねらっています。
時間外労働の考えをなくすこの制度の対象者は、管理職ではない「高度な専門性」を有する労働者で、年収が一般労働者の平均年収の3倍以上(省令で1075万円以上と定める)の要件をつけていますが、違反のチェックは困難です。
日本経団連は、制度の要件を「年収400万円以上」まで広げたいとしており、一度導入されてしまうと、近い将来、どんどん引き下げられるのは必至です。
こんな法案が通れば、ほとんどの労働者が対象となり、残業代ゼロで働かせ放題、過労死を増やすばかりです。
世界最悪水準の長時間労働や「過労死」があることが異常であり、残業を「月45時間」に制限する「大臣告示」を法制化するなど、長時間労働の是正こそ急がれます。
日本共産党躍進! 「安倍暴走政治ノー」に共感
いっせい地方選挙前半戦で、日本共産党は、非改選を含めて47都道府県すべてで議席を確保するという、党史上初めての画期的前進を勝ち取りました。
神奈川県議会でも、ゼロから史上最高の6議席へと大躍進を果たすことができました。
沖縄の米軍新基地建設や「戦争立法」など平和の問題でも、消費税増税や社会保障切り捨てなど暮らしの問題でも、暴走を重ねる安倍政権と厳しく対決する日本共産党が躍進したことは、安倍自公政権に対する痛烈な「ノー」の民意の反映であることは明らかです。
日本共産党は、「海外で戦争する国づくり」や労働基準法改悪を許さず、安倍暴走政治ストップのたたかいをさらに広げるために全力をあげるものです。
労働者・国民が力を合わせ、安倍政権打倒のたたかいを大きく広げましよう。