労働基準法改悪案に盛り込もうとしている「残業代ゼロ」制度は、「高度プロフェッショナル制度」の名で、一定の職務や年収の労働者を労働時間規制の対象外とし、何時間働いても規制はなく、残業代や夜間・休日出勤の手当もなくすものです。
これは、財界団体の要求で、自民党政府がかつて導入をたくらみながら労働者の反対で断念させられた「ホワイトカラー・エグゼンプション(除外)制度」の復活です。
労働時間ではなく「成果」で評価するといいますが、労働時間規制がなくなれば「成果」が出るか出ないかに関わりなく労働者が働かされることになります。長時間労働を押し付けられることになるのは明らかで、まさに「残業代ゼロ」「過労死促進」制度です。
こんな悪法は廃案以外にありえません。
職場新聞の記事より
ストップ 「残業代ゼロ」制度
2015年4月10日