職場新聞の記事より

ラウンドアバウト

ラウンドアバウト

2016年1月10日

ラウンドアバウト

 信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」が、導入されてから1年3カ月。15都府県の49カ所になりました。来春には19都府県の58カ所になる予定です。
 昨年9月の改正道路交通法の施行で「環状交差点」と名付けられ、「時計回り▽環状道優先▽環状道への進入時は徐行▽出る時は方向指示器で合図」などのルールがあります。出合い頭の事故が起きにくく、速度が出せないため重大事故が減るとされています。
 しかし、▼環状道を出る時に合図をしない▼環状道が優先なのに枝道から無理に進入する―といったルール違反が目立ち、ルールの周知が課題です。
〈ラウンドアバウト〉=1960年代に英国で生まれました。車両の運転者が枝道からタイミングをはかり、環状道に入る。信号機の設置や管理費用が必要ありませんが、交通量が多い交差点では逆に渋滞を生むため、交通量が少ない郊外の生活道路や市街地の裏道などに適しているとされています。