新日鉄住金は、12月5日に起きた火災事故で休止している大分製鉄所の厚板ミルの操業再開が9月になる見通しと発表しました。
火災による被害が想定以上に広範囲及んでいるため、約8カ月という長期にわたり操業を停止します。
今回の火災は厚板工場内の主電気室が火元と見られており、これまでの調査で同室内にある圧延機などを制御するための電気計装設備をほぼ全面的に更新しなければならない見込みです。
主電気室の建屋は火災の熱の影響でゆがみが生じたため、建屋自体を撤去し、新たに造りかえるなどの措置が必要となります。
新日鉄住金は、3月末までに自社で生産に応じきれない厚板は20万トン程度になります。JFEスチール、神戸製鋼所、中部鋼鈑に厚板の代替生産を要請しました。
新日鉄住金は、火災事故の損害額を300億円と見込んでいます。
職場新聞の記事より
操業再開は9月 大分の厚板ミル火災
2017年2月25日