安倍首相の「森友」「加計」疑惑隠しのための冒頭解散・総選挙は、希望の党の誕生と、民進党の希望の党への合流により、市民と野党の共闘に逆流が持ち込まれるなど、情勢が大きく変動するもとでの激しい選挙戦となりました。
野党共闘は、重大な逆流が生まれたもとでも、市民と3野党(立憲民主党、共産党、社民党)との間で7項目の政策で合意し、連携・協力してたたかいました。
安倍政権打倒の大局に立って、共産党が候補者を立てなかった83の選挙区のうち32の選挙区で共闘する立憲民主党、社民党、無所属の候補者が勝利しました。
日本共産党は、21議席から12議席に後退する結果となりましたが、共産党が候補者を立てなかったことが、市民と野党の共闘が全体として議席を伸ばすうえで、貢献したことは、選挙の結果がはっきりと示しています。
また、3野党と市民が連携・協力して選挙戦をたたかうなかで、全国のいたるところで「連携の絆」がつくられ大きく発展しています。
自民党・公明党は議席の3分の2を占めましたが、これは希望の党という新しい自公の補完勢力が、野党共闘に分断と逆流を持ち込んだ結果です。
安部首相が、22日の記者会見で「自民党としての案を国会の憲法審査会に提案したい」と表明するなど、9条改憲への動きがいっきに加速しています。
市民と3野党が力を合わせ、9条改憲を断じて許さない国民的たたかいを広げることが急務です。
職場新聞の記事より
市民と野党の共闘勢力が大きく前進 日本共産党は12議席に後退
2017年10月31日