職場新聞の記事より

再雇用の賃金 大幅減額は違法

再雇用の賃金 大幅減額は違法

2018年4月28日

賃金ダウン

 JFEでも60歳以後の再雇用(シニアエキスパート)は賃金が大幅にダウンするので、対象となる労働者からは不満続出です。
 仕事を教える側の大先輩が、新入社員より安い賃金しか支払われないとは、余りにもひどい話です。
 北九州市の食品会社が、再雇用(継続雇用)の条件として賃金を25%(四分の一)にすると提案したことが、不当労働行為に当たるとして、昨年9月、福岡高裁が慰謝料100万円の支払い命令を出しましたが、3月1日、最高裁で判決が確定しました。
 佐藤明裁判長は再雇用について「定年前後の労働条件の継続性・連続性が一定程度確保されることが原則」との判断を示しました。
 この判決は今後の再雇用の労働条件に大いに影響を与えそうです。裁判長の言う「一定程度」はどのくらいなのかは問題ですが、賃金が一気に半分以下になるなんてどう考えてもおかしいですからね。