昨年7月7日、国連加盟国122カ国の賛成で歴史的な核兵器禁止条約が採択されました。
50カか国が批准すれば条約は発効しますが、批准した国は現在11カ国にとどまっています。その理由は、核保有国と「核の傘」にしがみつく同盟国の抵抗と妨害があるからです。
唯一の被爆国である日本の政府は、アメリカの「核の傘」に固執し、いまだ条約に署名・批准もしていません。ヒロシマとナガサキを体験した国として許し難いことです。
連合は8日、長崎市で「平和ナガサキ集会」を開催し、主催者あいさつした相原康伸事務局長は、核兵器禁止条約を歓迎し、日本政府に「核兵器廃絶を推進するよう世界に働きかける要請をしたい」「北東アジアの非核化に向けて全力を尽くすよう求める」と語っています。
「核戦争だけは絶対に起こしてはならない」という人類共通の願いでさえ、黙っていては実現しません。
米朝首脳会談の実現で朝鮮半島に平和の激動が起きています。
世論と運動を広げに広げ「核なき世界」を実現することは、私たち世代の責任です。
職場新聞の記事より
核兵器の禁止は人類共通の願い 核兵器禁止条約採択から1年
2018年8月30日