7月25日京浜地区全所で停電となり生産設備が停止しました。 原因は所の変電設備の故障ではないかと言われていますが、詳しい状況はわかりません。
所内の電気の設備が全部ストップしたため、高炉は休風となり、コークス炉ではガスを送れなくなり空中へ放散、その炎を見て市民から火事ではないかとの心配が寄せられました。
製鋼では溶銑・溶鋼を処理できず、鍋(溶銑・溶鋼の入れ物)の中で固まったり、連続鋳造機の中でスラブ(鋼の厚い板)が固まるなどしてその後の処理に時間がかかりました。下工程の圧延ラインもストップしました。
工場によって状況は違いますが復旧にたいへん苦労しながら、正常に戻るまでに1週間ぐらいかかったようです。
昨年8月の転炉での事故で設備トラブルによる減産が問題とされましたが、原因と対策がはっきりしませんでした。会社は事故原因を徹底して究明し、対策を立てるべきです。
増産が叫ばれ、猛暑の中、各職場とも必死で頑張っている中での大停電は労働者にさらに厳しいものとなっています。
こういう大変な時こそ、労働者の安全と健康を確保する必要があります。
職場新聞の記事より
京浜地区で大停電・設備停止
2018年8月30日