トランプ米政権は、「米国第一主義」を掲げて関税引き上げなどの貿易保護政策にまい進し、世界経済を混乱させています。
アメリカの貿易赤字が増えているのは、アメリカの大企業が海外での生産を増やし、国内では金融などでもうけを確保して国内経済を「空洞化」させてきたからです。 自国の貿易赤字を減らすため、日本や中国からの輸入を抑え、農産物などの輸出を増やそうというのは筋が違います。
トランプ大統領は11月の中間選挙を前に、支持層の鉄鋼企業、労働者に強硬姿勢をアピールしたい考えなのでしょう。
柿木鉄鋼連盟会長(JFEスチール社長)は、6月19日の会見で「日本から輸出する鉄鋼を使った分野が対象に含まれることが予想される。間接的な影響があるだろう」と述べています。
職場新聞の記事より
筋違いの関税引上げ 鉄鋼への影響は?
2018年8月30日